PUMA DEVIATE NITRO 3と4を徹底比較|何が変わった?違いと買い替える価値を検証

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PUMAの人気ランニングシューズ「DEVIATE NITRO」シリーズから、最新モデルDEVIATE NITRO 4が登場しました。前作のDEVIATE NITRO 3も推進力とクッション性を兼ね備えた名作ですが、今作ではどのような進化を遂げたのでしょうか。

上がDEVIATE NITRO 3、下が4。一見同じデザインに見える
カーボン模様の樹脂プレート

一見マイナーチェンジに見えますが、アッパーやソール、フィット感にアップデートが見られます。本記事では3と4の違いを比較し、買い替える価値があるのかを検証します。

比較項目DEVIATE NITRO 3DEVIATE NITRO 4
スタックハイト39mm / 29mm38mm / 30mm
ドロップ10mm8mm
重量(26.5㎝)255g240g
ミッドソールNITROFOAM 2層+PWRPLATENITROFOAM 2層+PWRPLATE
アッパーエンジニアードメッシュ+PWRTAPEエンジニアードメッシュ+パッド入りタン
アウトソールPUMAGRIPPUMAGRIP

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外観・シルエット|前後の高低差を抑え、よりシャープに

まず外観を比較すると、DEVIATE NITRO 4は3のデザインコンセプトを受け継いでいることが分かります。

基本的なシルエットはそのままに、細部をブラッシュアップしたマイナーチェンジと考えるほうが近いでしょう。

実際に並べてみると、3は丸みを帯びたデザインであるのに対し、4は全体的にシャープで、スピード感のある印象になっています。

特にシルエットで違いを感じるのが、シューズ全体の高さと前後の高低差です。

DEVIATE NITRO 4はスタックハイト38mm/30mm、ドロップ8mm。

一方、DEVIATE NITRO 3は39mm/29mm、ドロップ10mmとなっています。

数字だけを見ると大きな変更ではありませんが、4のほうがやや低く、すっきりしたシルエットに見えます。

スタックハイト39mm、横幅も広い
スタックハイト38mm、横幅は狭くスリムに変化

このスタックハイトやドロップの変化は、同じPUMAの「VELOCITY NITRO」シリーズで4から5へモデルチェンジした際にも見られた方向性です。

3・4のどちらも、トレーニングシューズでありながらスピードを狙える「DEVIATE NITRO」らしい存在感があります。

その中でも4は、よりパフォーマンスを意識したシューズという印象を受けます。


アッパー|「タイトなホールド感」から「快適なフィット感」へ

アッパーは素材や構造が大きく見直され、重視するポイントが変化しました。

DEVIATE NITRO 3はタイトでレーシング寄り

DEVIATE NITRO 3は、両サイドにPWRTAPEを配置しています。

インサイドはアーチ部分を引き上げる位置にPWRTAPEを配置
アウトサイドはヒール部分から広範囲にPWRTAPEを配置

靴紐を締め込むことで、アッパーの両サイドから足を包み込むように固定する構造です。

特に中足部はややタイトに感じるほど足との一体感があり、ペースを上げたときにもシューズの中で足が動きにくい印象があります。

スピードを出すことを考えると、このしっかりとしたホールド感は3の魅力です。

また、ヒール部分には樹脂製の補強パーツが配置されています。

シュータンはフェルトのような薄い生地ですが、足の形に沿ったカッティングになっており、見た目がすっきりしているだけでなく、足当たりも良好です。

DEVIATE NITRO 4はアッパーを大きく見直し

一方のDEVIATE NITRO 4では、アッパーの構造が見直されています。

3の両サイドに配置されていたPWRTAPEも取り除かれています。

また、3と比較するとアッパー生地はやや厚みがあり、ニット構造のような柔らかさを感じる作りになっています。

エンジニアードメッシュをベースに、クッション性のある履き口とパッド入りのタンを採用。

弱点であったヒール部分も踵の収まりが良い形状に変更されております。

DEVIATE NITRO 3
DEVIATE NITRO 4

ミッドソール|足型に合わせた形状変更と軽量化

ともに「NITROFOAM(2層)」+「PWRPLATE」の構成は同じですが、形状の見直しが行われています。

NITROFOAMによるクッション性と、PWRPLATEによる推進力を組み合わせることで、トレーニングからスピード練習まで対応できるシューズに仕上げられています。

4も基本的な考え方は同じで、NITROFOAMの2層構造とPWRPLATEを組み合わせています。

そのため、スペックだけを見れば大きな変更はないように感じます。

しかし、3と4を実際に並べてみると、ミッドソールの形状そのものに細かな変更が加えられていることが分かります。

3は「ひょうたん型」のような形状

DEVIATE NITRO 3のミッドソールを上から見ると、中足部が絞られた、いわば「ひょうたん型」のような形状になっています。

中足部の幅が狭く、前後にボリュームを持たせた形状です。

それでも実際に履いてみると、意外にも内側へ倒れ込みにくいことに気付きます。

これは、ヒール部分のミッドソールにしっかりとボリュームがあり、内側に張り出していることも影響しているように感じます。

4は人の足型に近い形状へ

4では、この部分が大きく見直されています。

3と比較すると、中足部の幅が広くなっている一方、後足部はやや幅が狭くなっています。

つまり、単純に全体を広げたわけではありません。

人間の足型により近い形状へと修正されているように見えます。

さらに、3はミッドソール全体に比較的大きなアールがつけられていますが、4ではアールが小さくなり、やや直線的な形状へと変更されています。

こうした変更によって、4では足を自然に乗せやすくなり、フィット感や汎用性が高められたように感じます。

また、4では中央部の肉抜きも広く取られています。

このあたりは軽量化にも貢献していると考えられます。

見た目には「3とほとんど同じ」に見えるミッドソールですが、細部まで比較すると、足の形や重量、走りやすさを考慮した見直しが行われていることが分かります。


アウトソール|PUMAGRIPは継承しながら、配置を変更

アウトソールには、3・4ともにPUMAを代表する高グリップラバー「PUMAGRIP」を採用しています。

PUMAGRIPの高いグリップ性能は両モデルに共通した魅力です。

濡れた路面でも安心感があり、天候を選ばず使いやすいアウトソールになっています。

また、アウトソールは凹凸がそれほど大きくなく、接地面積も広く確保されています。

そのため、日々のトレーニングで使用しても、極端に早く摩耗してしまうような印象はありません。

しかし、3と4ではラバーの配置にも違いがあります。

安定性を重視 PUMAGRIPの間隔が広く、内側のラバーが外側寄り
俊敏性を重視 PUMAGRIPの間隔が狭く、内側のラバーが中心寄り

3は安定性を意識した配置

DEVIATE NITRO 3は、後足部の左右に配置されたPUMAGRIPの面積が比較的大きくなっています。

かかとから着地した際にも接地面をしっかり確保できるため、安定性を重視した構成と考えることができます。

ヒール部分のクッション性を活かしながら、安定して着地できるような作りです。

4は俊敏性を意識した配置へ

一方のDEVIATE NITRO 4では、後足部左右のPUMAGRIPの幅が3よりも狭くなっています。

ラバーの配置を変更することで、単純な安定性だけではなく、より俊敏な足運びを意識した構成へとアップデートされた印象があります。

ミッドソールだけでなくアウトソールの細かな部分にも変更が加えられており、3から4へのモデルチェンジが単なるデザイン変更ではないことが分かります。


使用感|3は力強く、4は軽快でスムーズ

実際に履き比べてみると、3と4では走りのキャラクターにも違いがあります。

DEVIATE NITRO 3はプレートの存在を感じやすい

DEVIATE NITRO 3は、PWRPLATEの存在を比較的強く感じられるシューズです。

踏み込んだときにしっかりと前へ押し出してくれる感覚があり、ペースを上げたときには「プレートを使って走っている」という感覚を得やすいモデルです。

また、ヒール部分のクッション性も高く、かかとから着地した場合でもしっかりと受け止めてくれます。

一方で、ミッドソールのアールが強いこともあり、足入れしたときにはややタイトに感じます。

特に小指付近は少し窮屈に感じることがあります。

また、ヒール部分には樹脂製の補強パーツがあるものの、ヒールのホールド性についてはやや甘めに感じます。

DEVIATE NITRO 4は軽快で自然な走りへ

一方、DEVIATE NITRO 4は、3よりも軽快でスムーズな走りに進化しています。

特にペースを上げたときの足運びが自然で、プレートによる推進力を残しながらも、シューズ全体が軽快に動いてくれる印象があります。

今回のモデルチェンジでは、軽量化も行われています。

その結果、DEVIATE NITROシリーズらしい推進力やクッション性を大きく損なうことなく、より軽快に走れる方向へ進化したと感じます。

そして、個人的に大きいと感じるのがフィット感です。

3はタイトでしっかり足を固定するタイプでしたが、4は足型に合わせたような自然な形状になり、より幅広いランナーが使いやすいフィット感になっています。


DEVIATE NITRO 3から4へ買い替える価値はある?

では、3を持っている人が4へ買い替える価値はあるのでしょうか。

結論としては、3と4の性能差が劇的に大きくなったわけではありません。

そのため、3がまだ十分に使用できる状態で、「まったく別のシューズに買い替えたい」というのであれば、少し物足りなく感じるかもしれません。

しかし、3と4を実際に比較すると、4には明確な改善点があります。

特に、

  • より自然になった足型に近いフィット感
  • 快適性を高めたアッパー
  • 軽量化
  • 軽快でスムーズな足運び
  • ミッドソール形状の見直し
  • アウトソール配置の変更

など、さまざまな部分がブラッシュアップされています。

しかも、これらの変更によって3の魅力だった推進力やクッション性が大きく失われたわけではありません。

3の良さを残しながら、気になっていた部分を少しずつ改善したのがDEVIATE NITRO 4。

そう考えると、4へのモデルチェンジは非常に堅実な進化だと言えます。


まとめ|DEVIATE NITRO 4は「3を磨き上げた」マイナーチェンジ

DEVIATE NITRO 4は、一見すると3からの変化が小さく見えるかもしれません。

しかし細部を比較すると、アッパーの快適性向上、ミッドソールの足型見直し、軽量化など、3の魅力を残したまま気になっていた部分が丁寧にアップデートされています。

  • 3がおすすめな人: しっかりしたホールド感と、力強い推進力を重視する人
  • 4がおすすめな人: 足に馴染む快適なフィット感と、軽快な足運びを求める人

劇的な変化ではありませんが、3の完成度をベースに使い勝手を一段引き上げた、非常に満足度の高いモデルチェンジです。

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