ナイキ ペガサス プラス 2 レビュー|ZoomXと大型Air Zoomユニットを徹底解説

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ナイキ ペガサス プラス 2は、ZoomXフォームと前足部のAir Zoomユニットを組み合わせたランニングシューズです。

ナイキの高反発フォームであるZoomXを採用しながら、カーボンプレートは搭載せず、前足部のAir Zoomユニットによって独自の走行感を生み出しています。

販売価格は22,000円。ペガサスシリーズのなかでも上位に位置するモデルで、軽量性や反発性を重視するランナーに向けた一足です。

今回は、ペガサス プラス 2を実際に手に取り、重量測定と各パーツの確認、走行時の感触をもとにレビューします。

単に高機能な素材を採用しているかどうかではなく、ランニングシューズとして実用性があるのか、価格に見合う価値があるのかという視点から評価していきます。

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  1. ペガサスの立ち位置とグレード
    1. ベーシック・プラス・プレミアムの違い
  2. ペガサス プラス 2に求められる機能とは?
  3. 外観|前足部のAir Zoomユニットが強い存在感を放つ
  4. 重量・スペック
    1. 実測重量は238gと244g
  5. アッパー|シンプルながら細部に工夫が見られる
    1. 透明な合成繊維を使ったメッシュ
    2. シュータンと中足部のホールド感
    3. シューレースにも注目
  6. インソール|見えにくい部分にも軽量化の工夫
  7. ミッドソール|ZoomXとAir Zoomの組み合わせが最大の特徴
    1. ZoomXは高機能だが、万能な素材ではない
    2. ソール底面はフラットな構造
    3. 前足部のAir Zoomユニット
    4. カーボンプレートを搭載しない構造
  8. アウトソール|ワッフルパターンとフレックスグルーブ
    1. グリップ性能と摩耗
    2. フレックスグルーブによる屈曲性
  9. 使用感|柔らかさと硬さが混在する独特の走行感
    1. かかとは柔らかいが、安定感には気になる点がある
    2. 前足部は硬く、着地時の衝撃がダイレクト
    3. アッパーのフィット感は良好
  10. 価格・コストパフォーマンス|22,000円に見合う実用性はあるのか
  11. ペガサス プラス 2はどんな人に向いている?
    1. Air Zoomユニットのデザインが好きな人
    2. ランニング以外でも使いたい人
    3. 高機能な素材や構造に魅力を感じる人
  12. ペガサス プラス 2が向いていない人
    1. ランニング性能とコストパフォーマンスを最優先する人
    2. 着地時の柔らかさを重視する人
    3. 安定性を重視する人
  13. ペガサス プラス 2と比較したいシューズ
      1. ナイキ ペガサス 42|実用性を重視するならこちら
      2. ナイキ ズーム フライ 6|プレートによる走行サポートを求めるなら
      3. ナイキ ボメロプラス|クッション性を重視するなら
  14. まとめ|ペガサス プラス 2は見た目の魅力が光る一足

ペガサスの立ち位置とグレード

ナイキのランニングシューズには、ペガサス、ストラクチャー、ボメロという3つの主要なシリーズがあります。

それぞれに異なる設計思想があり、用途や求める性能によって選び分けられるようになっています。

シリーズ基本的な方向性
ペガサスクッション性と安定性のバランスを重視した標準モデル
ストラクチャー安定性を重視したサポートモデル
ボメロクッション性を重視したモデル

さらに、各シリーズにはベーシックモデルに加えて、プラスやプレミアムといったグレードが設定されています。

価格帯の目安は、ベーシックが17,000円、プラスが22,000円、プレミアムが27,000円です。実際の価格や展開はモデルや販売時期によって異なります。

ベーシック・プラス・プレミアムの違い

ベーシックは、シリーズの基本コンセプトを幅広いランナーに提供するグレードです。日々のランニングで使いやすく、リーズナブルな価格設定でありながら、耐久性にも配慮されています。価格と性能のバランスを重視した、扱いやすいグレードです。

プラスは、より高機能な素材や構造を採用し、走行性能を強化したグレードです。ミッドソールにはボリュームのあるZOOMXを採用しており、ベーシックよりも軽量に仕上げられています。軽量性や反発性など、走りのパフォーマンスを重視するランナーに向けた仕様が特徴です。

プレミアムは、厚みのあるソールや高機能素材を活かし、クッション性や快適性を強調したモデルが中心です。シリーズのコンセプトを色濃く反映するとともに、ナイキ独自の技術を視覚的にもアピールする、アイコニックなグレードといえます。一方、純粋にランニングでの実用性を重視する場合は、プラスほど軽量性や走行性能に特化しておらず、必ずしも最適な選択肢とは限りません。

ペガサス プラス 2に求められる機能とは?

ペガサスシリーズは、ストラクチャーやボメロと比較すると、特定の機能に偏らないスタンダードなシリーズです。

そのなかで、ナイキらしさを感じさせるのがAir Zoomユニットの存在です。

ペガサスのベーシックモデルでは、ReactXフォームとAir Zoomユニットを組み合わせています。一方、初代ペガサス プラスはZoomXフォームを採用し、軽量性と反発性を重視したモデルとして展開されてきました。

ただし、従来のペガサス プラスは、ZoomXフォームによる軽量性こそ魅力だったものの、ベーシックモデルとの差別化という点では、やや特徴が分かりにくい部分もありました。

そこでペガサス プラス 2では、前足部に露出したAir Zoomユニットを採用しています。

この変更によって、走行性能だけでなく、外観からも高機能モデルであることが分かりやすくなりました。

Air Zoomユニットは、一般的なフォームだけのミッドソールと比較すると、構造によって重量が増える要因にもなります。それでも、軽量なZoomXフォームを組み合わせ、アッパーやインソールにも軽量化の工夫を取り入れることで、シューズ全体の重量を抑えています。

個人的には、ペガサス プラス 2の大きな変更点は、単に反発性を高めることだけではなく、ZoomXフォームとAir Zoomユニットを組み合わせることで、プラスモデルならではの個性を強めたことにあると考えています。

外観|前足部のAir Zoomユニットが強い存在感を放つ

ペガサス プラス 2を横から見ると、まず目に入るのが前足部に配置されたAir Zoomユニットです。

アウトサイド側から見ると、ユニットの幅は約7cm。厚みも約1cmあり、ミッドソールから大きく露出した構造は、かなりインパクトがあります。

通常のフォームだけで構成されたランニングシューズとは違い、Air Zoomユニットが外から見えることで、メカニカルな印象が強くなっています。

ナイキのランニングシューズでは、Air Zoomを搭載したモデルが数多く展開されていますが、ペガサス プラス 2はZoomXフォームとの組み合わせが特徴です。

アッパーは比較的シンプルなデザインで、過度に装飾を加えた印象はありません。それでも、前足部のAir Zoomユニットが視覚的なアクセントになり、シューズ全体をシャープに見せています。

ランニングシューズとしての性能だけでなく、デザイン性を重視する人にとっても魅力のある外観です。

一方、実用性という視点では、見た目のボリュームと実際の走行性能が必ずしも一致するわけではありません。

このAir Zoomユニットが、実際のランニングでどのような働きをするのかが、ペガサス プラス 2を評価するうえで重要になります。

重量・スペック

ペガサス プラス 2の基本スペックを整理します。

項目仕様
製品名ナイキ ペガサス プラス 2
ミッドソールZoomXフォーム
クッショニング前足部Air Zoomユニット
重量(実測)238g・244g
測定サイズ26.5cm
ドロップ10mm
国内標準価格22,000円(税込)
カーボンプレートなし

※重量は手元の26.5cmのシューズを測定した値です。サイズや個体によって差が生じます。

実測重量は238gと244g

実際に重量を測定したところ、左右で238gと244gでした。

26.5cmで片足約240gという重量は、厚みのあるミッドソールを備えたシューズとしては重すぎるわけではありません。

ただし、最近の軽量ランニングシューズと比較すると、特別軽いという印象でもありません。

カーボンプレート搭載モデルにも近い重量帯であり、プレートを搭載しないシューズとして考えると、Air Zoomユニットによる重量増が気になります。

一方で、実際に履いて走ると、重量の数字ほど重さを感じませんでした。

中足部からかかと部分にかけてはZoomXフォームによる軽さが感じられ、足を前へ運ぶ際にも、実測重量から想像するほどの重さはありません。

軽量性だけを追求したシューズではありませんが、実際の走行感では重量をうまく抑えている印象です。

アッパー|シンプルながら細部に工夫が見られる

ペガサス プラス 2では、アッパーの設計が見直されています。

全体的にはナイキのシューズとしてはおとなしいデザインですが、細部を確認すると、素材の使い分けや軽量化への工夫が随所に見られます。

透明な合成繊維を使ったメッシュ

アッパーを近くで見ると、白く見える繊維は、実際には透明感のある合成繊維で構成されています。

部位によってメッシュのパターンが異なり、必要な部分に強度を持たせながら、通気性や軽量性を確保する設計です。

特に両サイドにはパンチング加工が施され、素材の面積や重量を抑える工夫が見られます。

また、アッパーに使われている縦方向の模様は、Air Zoomユニットの直線的なデザインとも共通性があり、シューズ全体に統一感を与えています。

シュータンと中足部のホールド感

シュータンも、アッパーと共通するデザインでまとめられています。

シューレースを締めると見えませんが、シュータンにペガサスの翼をモチーフにしたロゴが入っていることがわかります。

さらに、シュータンはサイド部分からアッパーにつながる構造になっており、足を包み込むようなフィット感を狙っています。

中足部には固定バンドが配置され、アッパーのメッシュからその構造を確認できます。

このような構造は、軽量化を進めながら、走行中に足がシューズ内部で動きすぎないようにするための工夫です。

実際に足を入れてみると、フィット感は良好。高価格帯のシューズらしく、足を入れたときの収まりは秀逸です。

シューレースにも注目

シューレースも、細部まで作り込まれています。

軽量性と強度のバランスに配慮した仕様で、一般的なトレーニングシューズとは異なるこだわりを感じます。同グレードのボメロプラスやストラクチャープラスにも採用されていない軽量タイプのシューレースが採用されており目を引きます。

インソール|見えにくい部分にも軽量化の工夫

インソールは、足裏に直接触れるパーツです。

素材や厚みによって足入れしたときの感触が変わりますが、ペガサス プラス 2では、インソールそのものに大きな特徴があるという印象はありません。

ただし、ペガサスプラスは前足部がフラットなボメロプラスと対照的に、より立体的な形状で先端部分や周囲の段差を小さくする工夫が見られます。

細かな違いではありますが、シューズ内部の形状や足裏の収まりを整えるための配慮と考えられます。

さらに、インソールを取り外してみると、内部にもパンチング加工が施されていることが分かりました。

前足部にAir Zoomユニットを搭載すると、フォームだけで構成されたシューズと比べて重量が増える要因になります。そのため、インソールなどの細部でも軽量化を図っている点は興味深いところです。

外から見える部分だけでなく、見えにくい部分にも重量を抑える工夫が取り入れられています。パンチングされた部分からイエローのエアユニットが見えます。厚みのあるAir Zoomユニットを搭載しながらも、前足部が必要以上に厚くならないよう設計されている点にも、ナイキの工夫が見て取れます。

ミッドソール|ZoomXとAir Zoomの組み合わせが最大の特徴

ペガサス プラス 2で最も注目したいのが、ミッドソールの構造です。

本モデルは、軽量で反発性に優れたZoomXフォームと、前足部に露出したAir Zoomユニットを組み合わせています。

ZoomXは高機能だが、万能な素材ではない

ZoomXは、ナイキのランニングシューズに採用されている高反発フォームです。

軽量性と反発性に優れていることが特徴で、ナイキの上位モデルを中心に採用されています。

ペガサスのベーシックモデルに採用されるReactXとは異なり、ZoomXは軽量性を重視するうえで魅力のある素材です。

しかし、フォームの性能は反発性だけで決まるわけではありません。

柔らかさや耐久性、ソールの安定性、接地面の形状なども、実際の走行感を左右します。

ペガサス プラス 2では、ZoomXの軽さを活かしながら、どのように安定性を確保しているかがポイントになります。

ソール底面はフラットな構造

ペガサス プラス 2のソール底面を見ると、広い範囲が地面に接地するフラットな構造になっています。

柔らかいフォームを採用する場合、接地面を広く確保することで、着地時の安定性を確保しやすくなります。

一方、フォームの配置やソール形状によっては、接地面を減らして軽量化したり、変形しやすい部分を設けたりすることもできます。

ペガサスのベーシックモデルはReactXを採用していますが、ペガサス プラス 2はZoomXを採用しています。

素材が異なるため、ソールの形状や接地面の作り方も、同じ考え方で設計できるとは限りません。

実際に使用した感触としても、ZoomXの柔らかさは感じられる一方、シューズ全体の安定性については、必ずしも十分とはいえませんでした。

前足部のAir Zoomユニット

実際に搭載されているエアユニット(左足側)

ペガサス プラス 2の外観を特徴づけているのが、前足部に露出したAir Zoomユニットです。

実測した幅は、アウトサイド側が約7cm、インサイド側が約6cm。ナイキを象徴するAir Zoomの構造が、外観上も大きなアクセントになっています。

上:アウトサイド、 下:インサイド

メーカーは、前作のペガサス プラスからエネルギーリターンが向上したことを特徴として挙げています。

しかし、実際に走ってみると、Air Zoomユニットは荷重によって変形する一方、着地時には硬さも感じられます。

部分的に荷重がかかるとユニットが変形することで衝撃を吸収できますが、接地面全体に強く荷重がかかると、見た目から想像するほど柔らかい感触にはなりません。

そのため、最近の高反発フォームを中心としたシューズと比較すると、着地時の衝撃は比較的ダイレクトです。

一方、蹴り出し時には、前足部のAir Zoomユニットによる反発感を意識しやすい構造になっています。

着地時の柔らかさを最優先するというよりも、前足部の反発感や独特の接地感を重視した設計といえます。

カーボンプレートを搭載しない構造

ペガサス プラス 2には、カーボンプレートが搭載されていません。

ナイキのレーシングモデルであるズーム フライ、ヴェイパーフライ、アルファフライなどは、プレートを組み合わせることで走行をサポートしています。

一方、ペガサスやストラクチャー、ボメロといったトレーニング向けシリーズは、カーボンプレートを前提としない設計が中心です。

カーボンプレートを搭載しないことで、プレート特有の剛性に頼らず、フォームやソール形状によって走行感を作り込めます。

ただし、プレートがないからといって、必ずしも柔らかく自然な走りになるわけではありません。

ペガサス プラス 2では、ZoomXフォームとAir Zoomユニットの組み合わせによって、前足部の硬さや反発感が特徴的な走行感につながっています。

アウトソール|ワッフルパターンとフレックスグルーブ

ペガサス プラス 2では、アウトソールの形状も見直されています。

特徴は、斜めのパターンとシャープなエッジを備えたワッフルデザインです。

歴代のペガサスシリーズでは、ひし形をベースとしたトレッドパターンが採用されてきました。アウトソールのパターンは、シリーズらしさを感じさせる要素のひとつです。

ペガサス プラス 2では、斜め方向のパターンを組み合わせることで、接地感やグリップ性能を意識した構造になっています。

グリップ性能と摩耗

アウトソールには、小さなブロック状のパターンが配置されています。

細かなブロックによって路面を捉えやすくする一方、接地面の小さな部分には摩耗が集中しやすくなります。

そのため、グリップ性能だけでなく、走行距離を重ねたときの摩耗状態も確認したいポイントです。

耐久性については、使用する路面や着地の癖によっても変わるため、短期間の使用だけで判断することはできません。

フレックスグルーブによる屈曲性

アウトソールには、ソールの屈曲を促すフレックスグルーブも採用されています。

溝を設けることで、足の動きに合わせてソールが曲がりやすくなるよう工夫されています。

ただし、ペガサス プラス 2は前足部にAir Zoomユニットを搭載しているため、ソール全体が均一に柔らかいわけではありません。

前足部の反発感と屈曲性をどのように両立しているかが、このシューズの走行感を左右するポイントです。

使用感|柔らかさと硬さが混在する独特の走行感

実際に走ってみると、ペガサス プラス 2は、ミッドソールの前後で感触が異なるシューズだと感じました。

ZoomXフォームを採用しているため、かかと部分では柔らかく沈み込む感触があります。

しかし、下位モデルのReactXを採用したシューズと比較すると、反発感が必ずしも強いとは感じませんでした。

かかとは柔らかいが、安定感には気になる点がある

かかと部分は柔らかく沈み込みます。

一方、ZoomXフォームの柔らかさに対して、シューズ全体の縦方向の剛性は高くありません。シャンクによる補強もないため、安定感については気になる部分があります。

柔らかいフォームを採用しているからといって、必ずしも快適に走れるわけではありません。

着地時の安定性や足の収まりまで含めて考えると、フォームの柔らかさを活かしきれていない印象もあります。

前足部は硬く、着地時の衝撃がダイレクト

前足部のAir Zoomユニットは、荷重によって変形します。

部分的に力がかかると変形することで衝撃を吸収しますが、足裏全体で荷重した場合には、見た目ほど柔らかく感じられません。

そのため、最近の高反発フォームを採用したシューズと比べると、着地時の衝撃はやや強く感じます。

一方、蹴り出しでは前足部の反発感を意識しやすく、足を前へ送り出す際の感触には特徴があります。

中足部から後方は柔らかく、前足部は硬め。この前後の感触の違いが、ペガサス プラス 2の走行感を特徴づけています。

個人的には、クッション性と反発性がバランスよくまとまっているというよりも、前後で性格の異なるパーツを組み合わせたシューズという印象です。

アッパーのフィット感は良好

アッパー自体のフィット感は良好です。

足を入れたときの収まりはよく、高価格帯のシューズらしい作り込みを感じます。

ただし、ミッドソールが柔らかく、シューズ全体の安定感が十分とはいえないため、アッパーのホールド感だけで走行中の安定性を補えるわけではありません。

フィット感はよいものの、ミッドソールとの組み合わせまで含めて評価すると、もう少し剛性があってもよいと感じました。

価格・コストパフォーマンス|22,000円に見合う実用性はあるのか

ペガサス プラス 2の国内標準価格は22,000円(税込)です。

ランニングシューズとしては高価格帯に入るモデルであり、購入するなら、価格に見合う性能を備えているかが気になります。

ZoomXフォームを採用し、前足部にAir Zoomユニットを搭載していることは、スペック上の魅力です。

しかし、実際に走ってみると、着地時の硬さや安定性など、気になる部分もありました。

高機能な素材を採用していることと、ランニングシューズとして使いやすいことは、必ずしも同じではありません。

特に、日々のトレーニングで使うシューズとして考えると、クッション性、安定性、軽量性、耐久性など、複数の要素をバランスよく備えていることが重要です。

ペガサス プラス 2は、Air Zoomユニットを搭載した外観に魅力があります。一方、ランニング用途だけで考えると、価格に対する実用性には疑問が残ります。

見た目のインパクトやナイキらしいデザイン性も含めて気に入った人なら、購入する価値を感じられるでしょう。

しかし、純粋に走行性能やコストパフォーマンスを重視するなら、ほかのモデルも比較してから判断したいところです。

ペガサス プラス 2はどんな人に向いている?

ペガサス プラス 2は、すべてのランナーにおすすめできるシューズではありません。

個人的には、ランニング用途だけでなく、デザイン性やナイキらしいメカニカルな外観に魅力を感じる人に向いていると考えています。

Air Zoomユニットのデザインが好きな人

前足部に露出したAir Zoomユニットは、ペガサス プラス 2の大きな特徴です。

一般的なフォームだけのシューズとは違い、外観からも高機能な構造であることが伝わってきます。

ナイキらしいデザインや、ハイテクな印象のシューズが好きな人には魅力的な一足です。

ランニング以外でも使いたい人

ペガサス プラス 2は、見た目の存在感があり、普段履きとしても個性があります。

ランニング専用として考えると価格や走行感が気になる一方、シティユースも含めて使用するなら、デザイン性を活かせます。

もちろん、用途に応じたフィット感や歩きやすさを確認する必要はありますが、見た目を重視する人には選択肢となるでしょう。

高機能な素材や構造に魅力を感じる人

ZoomXフォームとAir Zoomユニットの組み合わせは、ペガサス プラス 2ならではの特徴です。

素材や構造の違いを楽しみたい人、ナイキの独自技術を採用したシューズを履いてみたい人にも向いています。

一方、ランニングでの実用性やコストパフォーマンスを最優先する人には、必ずしも最適とはいえません。

ペガサス プラス 2が向いていない人

ランニング性能とコストパフォーマンスを最優先する人

22,000円という価格を考えると、ランニング用途でどこまで性能を発揮できるかが重要です。

ペガサス プラス 2は、前足部のAir Zoomユニットによる独特の感触がある一方、着地時の硬さや安定性には気になる部分があります。

純粋にトレーニング用シューズとして考えるなら、ほかのモデルも比較したいところです。

着地時の柔らかさを重視する人

ZoomXフォームは柔らかさを感じられる素材ですが、ペガサス プラス 2全体が柔らかいシューズというわけではありません。

特に前足部のAir Zoomユニットは硬さがあり、着地時の衝撃は比較的ダイレクトです。

柔らかいクッション性を最優先するなら、ボメロプラスなどのクッション性を重視したモデルも検討する価値があります。

安定性を重視する人

ミッドソールが柔らかく、シューズ全体の剛性も高くないため、安定感を重視する人には気になる部分があります。

安定性を最優先するなら、ストラクチャーなど、サポート性を重視したモデルも比較候補になります。

ペガサス プラス 2と比較したいシューズ

ペガサス プラス 2を検討するなら、同じナイキのペガサス 42、ズーム フライ 6、ボメロプラスと比較すると、用途の違いが分かりやすくなります。

ナイキ ペガサス 42|実用性を重視するならこちら

ペガサス 42は、ReactXフォームとフルレングスAir Zoomユニットを組み合わせたデイリートレーナーです。

ペガサス プラス 2とは、フォームの素材やAir Zoomユニットの構造が異なります。

ペガサス プラス 2はZoomXフォームを採用し、前足部に露出したAir Zoomユニットを搭載。一方、ペガサス 42はReactXフォームとフルレングスAir Zoomユニットによって、日々のランニングでの使いやすさを重視しています。

ペガサス プラス 2は軽量性と独特の反発感が特徴ですが、着地時の硬さや安定性には気になる点があります。

トレーニング用途での実用性を重視するなら、ペガサス 42のほうが選びやすいと感じます。

軽量性だけでなく、日々のジョギングでの使いやすさや、幅広い用途に対応できることを重視する人には、ペガサス 42も有力な候補です。

ナイキ ズーム フライ 6|プレートによる走行サポートを求めるなら

ズーム フライ 6は、カーボンファイバー製Flyplateを搭載したランニングシューズです。

ペガサス プラス 2とは、走行をサポートする構造が大きく異なります。

ペガサス プラス 2はZoomXフォームと前足部のAir Zoomユニットを中心とした構造であるのに対し、ズーム フライ 6はプレートを組み合わせています。

テンポ走やペース走など、スピードを意識したトレーニングでプレートによるサポートを求めるなら、ズーム フライ 6も比較候補になります。

一方、プレートを搭載しないシューズを探している場合は、ペガサス プラス 2のほうが選択肢になります。

ナイキ ボメロプラス|クッション性を重視するなら

ボメロプラスは、ペガサス プラス 2と同じプラスグレードに位置するモデルで、価格も同じ22,000円(税込)です。

ボメロプラスは、ZoomXフォームをふんだんに使用した、クッション性を重視するシューズです。

一方、ペガサス プラス 2は、前足部に露出したAir Zoomユニットを採用し、反発感や外観の個性を強調しています。

ZoomXフォームの特徴をクッション性という面から活かしたいなら、ボメロプラスのほうが目的に合う可能性があります。

特に、スピードトレーニングを頻繁に行わず、日々のジョギングや長い距離を快適に走ることを重視する人にとっては、ボメロプラスのほうが使い勝手のよい選択肢です。

同じプラスグレードでも、ペガサス プラス 2は前足部のAir Zoomユニット、ボメロプラスはクッション性というように、重視するポイントが異なります。

購入する際は、どちらの特徴を求めているかを考えて選びたいところです。

まとめ|ペガサス プラス 2は見た目の魅力が光る一足

ナイキ ペガサス プラス 2は、ZoomXフォームと前足部のAir Zoomユニットを組み合わせた、個性的なランニングシューズです。

26.5cmで実測240gという重量は、厚みのあるソールを備えたシューズとしては抑えられています。実際に走ってみても、数字ほど重さを感じない点は魅力です。

また、アッパーはフィット感が良好で、細部にも軽量化の工夫が見られます。前足部のAir Zoomユニットは外観上のインパクトも強く、ナイキらしいハイテクなデザインに仕上がっています。

一方、走行性能については気になる部分もあります。

個人的には、ペガサス プラス 2は、純粋な走行性能だけを求めるランナーよりも、Air Zoomユニットを採用したデザインや、ナイキらしい独自構造に魅力を感じる人に向いているシューズだと考えています。

ランニング用途で実用性を重視するならペガサス 42、クッション性を重視するならボメロプラス、プレートによる走行サポートを求めるならズーム フライ 6も比較候補になります。

高機能な素材を採用していることと、実際に走りやすいことは必ずしも同じではありません。

ペガサス プラス 2は、その違いを考えさせられる一足でした。

デザインや所有する楽しさを重視するなら魅力的。一方、ランニングシューズとしての実用性やコストパフォーマンスを重視するなら、ほかのモデルも比較してから選びたいシューズです。

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