ビジネスシューズ　TR ADRIAN PLAIN／HAWKINS TRAVELLER

長く使用してきたREGALの革靴が傷んできたので、新しく購入することにしました。
私服OKの職場なので、以下の点を踏まえウォーキングシューズの要素のあるものを選定しました。

・アッパー・ソールともにブラック
・メーカーロゴが目立たない
・歩きやすいソール構造
・軽量性
・内側の形状
・インソールが取り外せる
・防水機能
・予算2万円までの候補

結果的に購入したホーキンストラベラーのTR ADRIAN PLAINのレビューを中心にお話します。

特徴

アッパー・ソールともにブラック

オフィスカジュアル向けの革靴は、アッパーやソール部分を白いものも多くスーツ以外の服装に合わせやすくなってきました。セットアップのスーツを着用することもあるため使い回しができるよう黒基調を選択しました。

メーカーロゴが目立たない

タンやヒールにロゴが入っているレザーシューズもありますが、予算の関係からハイブランドは買えませんので、そうでないならロゴが入ってない方が無難です。今回購入したTR ADRIAN PLAINはどこにもメーカーロゴが入っておらず、パッと見ではホーキンスだとわかりません。

歩きやすいソール構造

ランニングシューズにも当てはまることですが、アウトソールが前後に分かれるセパレートソールと、連結し一面になたフラットソールがあります。
セパレートソールは中央に隙間があることでクッション性を持たせたり、しなりを活かせます。
シニア向けのウォーキングシューズは安定性の高いフラットソールが採用されていることが多く、ソール全体が屈曲する素材となっています。

上：1ヶ月使用後のホーキンス
下：長年使用したREGAL

軽量性

硬いソールがない分、通常のビジネスシューズと比較するとかなり軽量です。

TR ADRIAN PLAIN（26cm）：650g
REGAL（25.5cm）：　850g
スコッチグレイン（25cm）：880g
※左右の合計重量

内側の形状

当方は左右の足サイズが同じではありません。
大きい方の左足のサイズに合わせて購入しますが、左右同サイズのランニングシューズを履くと違いがわかる程の差があるため、0.5mmほどは差があると思っています。
そこで、よくあるのはフィット感の低い右側の小指あたりが擦れて、内張りが破れることがよくあります。
ストレートチップのビジネスシューズはヒール部の高さがあるため、靴の中で足が滑っていることが原因だと思ってます。赤丸の箇所です。

今回購入した、TR ADRIAN PLAINは前後高さの落差が小さく、1ヶ月使用した時点では破れることもなく順調です。また、先端が丸く幅広であるため、見た目は少し野暮ったいですが足との接地面が広いので長時間歩いても痛くなりません。

足首周り・タンはクッション性が効いていてフィット感を上げていますし、アッパー内側・インソールはスエードのような肌触りで長時間使用するには向れにくそうな感触です。

インソールが取り外せる

普通のドレスシューズは貼り付けてある皮製のインソールが取り外せませんが、普段の手入れを考えると、ここは譲れないポイントでした。
インソールを取り外すと、先端に湿った靴下の毛玉が付着していることがわかりますし、乾かす時も取り外しが出来る方が衛生的です。
インソールも消耗してくれば交換可能ですが、その時にはシューズ本体がかなり傷んでいることも多く、実際は丸ごと買い替えのパターンが多いです。

防水機能（Water Proof）

防水機能があると蒸れ易いかなと思い、防水機能なしを探しましたが、メーカー独自の防水機能を標準装備したシューズが多く、結果的に防水機能付シューズの購入に至りました。
しかし、1ヶ月使用した間で、雨が降ることが2日以上あり非常に助かりました。とくに出張時に靴下まで濡れると、その後の処理に困りますし、予期せず雨に遭うことも多いことから普段から防水機能があるビジネスシューズを履くことがベターだと改めて感じました。

GORE-TEX仕様がより良いと思いますが、安くても2万円近くします。各メーカーごとに独自の防水機能を持たせたシューズがあるので、意図的に雨の日の使用を前提としないなら、それでも問題ないと思います。

TR ADRIAN PLAINはタンとアッパーの隙間から雨が浸入しないよう、両者をつなぎ合わせています。

予算2万円での候補

ブランド店舗を展開して販売している商品であれば2万円近くします。高くても長く使用できれば良いとも思ってますが、安いに越したことはありません。候補としては、ホーキンス、コールハーン、ロックポート、アシックス商事、ムーンスターなどがあります。
ありきたりなデザインが寧ろ良くてホーキンスにしました。10890円（税込み）で、2足目半額セールをしており、2足目は5490円で購入可能ですが、良し悪しがわからないので、とりあえず1足のみ購入しました。

ホーキンストラベラー
靴底が柔らかく、本皮ですが歩きやすいです。

ロックポート
履き心地は良かったです。カットデザインはストレートチップですが先端が少し角ばっているので好みがわかれそうです。防水仕様です。とくに問題ありませんが、ホーキンスの方が安いので購入を見送りました。

コールハーン
少しオシャレなデザインで好みが分かれるかもしれません。実物を見てから購入した方が良いです。専門店も展開されていますが、ABCマートのような量販店でも販売されている珍しいブランドです。価格も安いのです。ブランドロゴが入っていますので、ロゴなしが良ければ他のメーカーを選ぶのがいいと思います。

アシックス商事
テクシーリュークスです。
シューズ全体が柔らかく、ストレッチが効いています。ゴム製のヒール部分に少し安っぽさが感じられます。履き心地が良いので、歩く頻度の多いビジネスマンには頼もしいと思います。
今回リストアップした中では、最も通常のビジネスシューズに近いルックスです。ラインナップがすごく多いので一通り見てから購入することをお勧めします。

ムーンスター
実物を探すのに苦労しました。
ショッピングセンター内の小さな個別店舗にあるためネットで探すと見つけにくいです。メーカーの公式サイトにリンクがあります。
26cmで880gほどあり、少し重いです。履いてみると、意外と重さは感じさせません。
つま先・かかとは部分的に対磨耗のアウトソールが貼られていて実用性もありそうです。
使用していくと馴染みそうですが、通常の皮製のアッパーですので最初は硬そうな印象を受けました。人と違うものを選びたい方は、ご検討をお勧めします。

使用してみて気になったところ

ソールの耐久性

1ヶ月ほど使用しましたが、磨耗が早いように思いました。
安定性を高めるためにソールが後方に迫り出しているためヒール部のソールが擦れ易いことも原因のようですが、軽くて柔らかいアウトソールのため消耗が大きいようです。
上がREGAL、下がホーキンスです。ヒール部ソールのセットバックが大きいことがわかります。

ソールのグリップ

良いことではありますが、グリップ力が高いため、地下街にあるツルツルのフロアを歩いていると、引っ掛かって、つまづきそうになることがあります。欲を言えば、クッション性のあるミドルソールと、もう少し硬めのアウトソールをセット採用して欲しいと思いました。

1ヶ月使用後の状態です。歩き癖のせいか、前後だけでなく外側も少し削れてきています。

サイズ感

REGALの革靴は25.5cm、ランニングシューズは26.5cmを使用しています。
REGALは使い始めてすぐに、小指のあたる部分が擦れて内張りが破れてしまいました。
今回は25.5は選択肢から外し、26.0・26.5を試し履きし、26.0を選びました。
1ヶ月使用して、内張りの破れもなく丁度いいです。
先に記述したように、ソールの引っ掛かりを考慮すると、ジャストサイズをお勧めします（サイズが大きいと、つまづき易くなると思いますので）

まとめ

やや気になる点もありますが、履き心地も良いうえコストパフォーマンスが高く満足しています。購入先のABCマートでは2足目半額キャンペーンも開催しており2足まとめ買いでも良かったかなと思います。ABCマートなどで販売されているため安物のイメージがあり、少し損している気がします。
様々なメーカーのシューズとを見ていると、意外とありきたりなデザインが少ないなか、ホーキンスは至ってノーマルなところが気に入り購入に至りました。
ただ、欲を言えばヒール部には耐久性の高いパーツを使用してソールの耐摩耗性をもう少し上げて欲しいですね。

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こんな人にお勧め

靴底のトレッドが浅く、アウトソールが柔らかいのでオフィス街で仕事する人向けです。
足幅含め接地面が大きく滑りにくいため、駅のホームや地下道などが濡れていても気にすることなく歩けます。
ただ、本当に足場の悪いところに出向く場合や、歩く際に靴底を擦りやすい人はすぐにダメになるかもしれません。
また、防水仕様ですが雨の日ようではなく、普段から履いて急な降雨に備える方がありがたみを感じやすいです。