エアズームライバルフライ4 実走

シューズ

さっそく20km走ってみました。
いつもの練習場としている土・アスファルトが半々くらいの1.6km周回コースにて実走を行いました。

走行前のイメージ

約1.5ヶ月後にフルマラソン参加も控えており週末でしたので、体調が良ければ30km走を行います。走行ペースは4:15/kmを目安として、体調に合わせてペース変更するプランです。
結果を先に言うと10km過ぎでマメができてしまい、この日は20kmのところで練習を終了しました。

地面からの反発


やはり、カーボンプレートが入ったズームフライやヴァイパーフライと比較すると、反発は弱いです。しっかり体重をシューズに載せると沈み込む感覚があり、クッションは効きますが跳ね返る力は強くありません。中盤からピッチを上げる意識をもって走りましたが、中足部で着地し素早くシューズを引き上げるピッチ走法が適していると思いました。

ヒール部の沈み込み

触ると柔らかく感じましたが、ヴェイパーやアルファフライと比較するとやや硬いです。
かかとで着地すると沈みこみますが、反発が活かせないため、エネルギーロスになります。また、アシックスのマジックスピードと比較するとヒール部が柔らかい分、かかと着地になってもブレーキが強くかかることがないメリットはあります。

50kmほど使用した段階ですが、アウトソール以外のミッドソールも少し黒くなっており地面についていることがわかります。

かかとの収まり

ヒール部がそり上がった形状が、本モデルから取り入れられたようです。
HOKAなどで代表される足入れが良いのが特徴ですが、ホールド力が弱く好みが分かれる部分です。
残念ながら、右のかかとに痛みが出てしまいました。普段、もう少し硬めのシューズを使用しても痛みが出ないので、まだ馴染みがないのもありますが、ヒール部のサポートが弱いのが原因かもしれません。

ミッドソール

中央部分に隙間が広くとられており、ねじれに弱い印象を受けました。一般的なランニングシューズはソール部分の中央に樹脂製のプレートが入っていることが多々ありますが、本商品は足裏に近い部分にプレートが配置されています。そのため、アウトソールの中央部の強度がやや弱く感じました。
カーボンプレートの場合はスプーン形状の板であるため、この位置でも良いのですが、このシューズの場合は不安定さ要因になっている可能性があります。

前足部

前足部のクッションも厚くはありません。
柔軟性があり地面を蹴る感覚はつかみやすく上級者には良いと思いますが、10kmたらずで肉刺(マメ)ができてしまいました。

まとめ

もともとコストパフォーマンスが高い上、状態の良い中古品を半額以下で購入できましたので、価格は★5です。
体を鍛えるためのシューズと位置付けすれば十分に使えますが、やはり中級者以上の人向けだと思います。
フォアフットの意識付けには良いと思いますが、カーボンプレートが入っていないためスピードに乗りにくい、まさに鍛えるための練習用シューズです。
また、短距離向けのアップシューズにも使えるシューズですし、アウトソールが薄いのでスポーツジムでのトレーニングには最適です。ランニングシューズとしての評価は少し辛口になりましたが、大きなナイキのスウォッシュやシンプルなデザインは悪くありません、運動部に所属する学生さんにもうってつけです。

反発★★☆☆☆
クッション性★★☆☆☆
軽量性★★★★☆
安定感★★★☆☆
価格★★★★★
総合満足度★★★☆☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました