ワイヤー式のパイプクリーナーを使って、シンク下の塩ビパイプの掃除を行いました。詰まり部分は改善できましたが、完全には油汚れが除去できておらず、水を流すとポコポコと音がします。
油汚れの塊
パイプクリーナーの先端部に付着した油のカスを回収し、どうすれば溶けるかを考えてみました。

パイプクリーナー (液体タイプ)
まず、パイプユニッシュ(ジョンソン)が家にあったので、こちらで溶かせるか調べてみました。
「髪の毛、ヘドロに密着して溶かす」と表示されていますが、油を溶かすとは書かれていません。
※パイプユニッシュは風呂・洗濯機の排水溝では非常に効果があります。こちら別ページで紹介しています。

ガラス容器に油カスを入れ、パイプユニッシュを垂らし、1時間程経過後の様子を確認しました。
パイプユニッシュは少し粘性があります。

1時間程経過した後の油カスはやや白くなっています。棒で触るだけでは崩れることはありませんでした。溶液が浸透し少し脆くなっている感じはしますが溶かすことはできないようです。

熱湯で溶かす
ネット検索すると、油汚れを溶かすために紹介されている解決方法として挙げられているのが、50~60℃の湯をシンクにはって、一度で流すという手法です。排水溝が完全に詰まっていると湯が流れて行かないため、詰まりが酷いと試せません。
油カスを回収できたので、これに熱湯をかけて簡単に溶けるかを見てみました。

暖めた湯をかけると、みるみる溶けて行きます。
溶けた後は湯面に浮遊した油の層が残っています。
寒くい時期は、鍋料理をすることが多いため、食後に流した油分が今回の詰まりを引き起こした原因だと言えます。暖めると意外と簡単に溶けるようです。
正しくは、油カスが湯に溶けたのではなく、暖められた油分が固体から液体に変わったということです。
湯をシンクに流す
「50~60℃の湯をシンクに貯めて一度に流す」と詰まりは改善されるのは間違いなさそうです。
まずが、風呂の残り湯を洗面器で汲んで、何度も流すことをやってみました。
最初は、シンクに水が溜まって、徐々に流れて行く様子でしたが、5回くらい繰り返すとシンクに水が溜まらず、水が排出されるように改善されました。また、ポコポコ音も聞こえなくなったので、詰まりが解消され、排水の通り道が拡張されたものと判断されます。
まとめ
油分の詰まりは、暖かい湯を流すと溶かすことができました。
まずは、風呂の残り湯を流してみれば、簡単に効果が確認できます。
ただし、排水溝が完全に詰まっていると水が流れていかないため、ワイヤー式のパイプクリーナーなどを使用し、開通させておく必要があります。



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