自宅キッチンのシンクの流れが悪くなってきました。熱い湯や専用の洗剤を流してみたりしましたが、なかなか直りません。脂分が固着していると考えられるのでしょうか。食器類の洗い物の後に水を流してしばらくすると、奥からポコポコと音がします。
今回、使用したワイヤー状のパイプクリーナー(5m)はこちらです。



現在の状態
洗い物を終えた後、シンクに溜まった水が流れにくくなってきました。築10年以上経過し、少しずつ汚れが溜まってきたのか、食生活も変わってきて油分が多くなってきたのかもしれません。
時間が経過すると少しずつ流れてはいきますが、しばらくすると空気が抜けるせかポコポコと音がします。排水溝の先の方では何かが詰まり道幅が狭くなっていると考えれらえます。

排水トラップ(シンク直下)
シンクの下は、臭いが出てこないようS字型の構造になっています。これはトイレや洗面所なども同様ですが、キッチン下はより細いです。この部分もよく詰まることがありますが、取り外して掃除ができるためはとくに苦労はありません。

今までは、このS字型の部分がつまりの原因になっていることが多かったのですが、今回は更に下の部分で詰まりが発生しているようです。


つまりを直すためには
複数の選択肢があるのはネットで調べればわかりますが、実際にどれが効果的かよくわかりませんでした。
そこで物理的に油分の塊を壊すためにワイヤー式のクリーナーを使います。
パイプクリーナー
近くのホームセンターで探した際には店頭になかったのですが、同系列の規模の大きい店舗に立ち寄ると排水口クリーナーがありました。
以前から、ネット購入しようか迷っていたのですが商品を手にとって見たいため購入を躊躇していました。今回、コーナンPROの店頭で見つけたのでSANEIのパイプクリーナー(5m)を購入することにしました。ホームセンターのコーナンは、通常店舗と品揃えの多い店舗のコーナンPROがあり、通常店舗では在庫していませんので、ご注意下さい。

排水口クリーナーの種類
コーナンPROには複数のラインナップが在庫されていました。
アタッチメントの部品類入れると、全部で10種類ほどありました。
・付属するワイヤーの長さ
胴体部分の長さによって価格が違います。
3・5・10m などあり、店舗での価格は3・5mは価格的にあまり違いがなく1700円台ですが、10mは3500円以上になります。ネット販売されている商品はかなり安いようです。

・アタッチメント(先端ブラシ)
本体だけでも使用できますが、先端にブラシ状のパーツを取り付けることができます。パイプ内の汚れより除去するには効果があるのかもしれません。ただ、ブラシ自体が柔らかいため、汚れをそぎ落とすには適さず、ヌメリなどしか除去できないと思いました。
まず、本体を使ってみてから必要なら購入することにしました。

・巻き取り方式
巻取りケースが付属するものもあります。10mは長いためケースがある方が扱いやすいでしょう。
あいにく、実店舗で販売されている巻取り式製品は価格が高いため、ケース無しを購入しました。

ワイヤー式クリーナーの構造
購入したSANEIのパイプクリーナーは長さ5mです。
水色のハンドルは筒状になっていてワイヤーを通した状態で丁ネジを締めると固定できます。この状態でハンドルを回してやれば、奥へと通しやすくなります。

先端は渦巻き状になっています。進行方向に対して時計回りに回転させるとスムーズに進む構造になっています。


ワイヤーを差し込む
作業について説明します。
単純に差し込んでいくだけで良いのですが、これに結構時間がかかります。
また、使って後にわかりましたが、丁寧にワイヤーを送る必要があり、強引に押し込むとワイヤーが捩れて使い物にならなくなります。


作業終了後
ワイヤーが先に行かなくなるまで差込んだ後、引き戻しました。
差し込んだ長さは、おおよそ4mでした。
先端には油の塊が付着しているので、パイプ内の固まった油にぶつかったことがわかります。
いったん、引き戻しで再度差し込みましたが、二回目以降は、ほとんど取れませんでした。

使用後のパイプクリーナー
ワイヤーを引っ張り出したところ、一部が伸びていました。
ワイヤー自体が二重構造になっており強度がありましたが、やはり伸びてます。
伸びた原因は強引に引っ張り出しただけではなく、差し込んだ時にハンドルを強く回し過ぎたことも原因であったと考えられます。
伸びてしまうと、次に差し込む際にたわんでしまい、うまく入っていきません。

固まった油は除去できたのか?
作業終了後に水を流したところ、ポコポコ音は改善されませんでした。
残念ながら、固まった油分の除去は不十分のようです。
・空気の抜ける音
水を流した際に小さな音が断続的に鳴っていましたが、作業後は音が大きくなりました。
また、音がする時間は短縮されました。
作業前:ポ・コ・・・ポ・コ・・・ポ・コ・・・ポ・コ・・・
作業後:ポコッポコッポコッ・・
・水の流れ
シンクに水をはって流すと、作業前より早く流れ溜まりにくくはなっています。
完全には直っていませんが、水は通りやすくなっています。
まとめ
ワイヤー線を通したことで、油汚れのつまりは少し解消されました。
ワイヤーを通す作業は時間がかかるうえ、根気も必要です。押したり引いたりしながら丁寧に作業しないとワイヤーが一度でダメになるので注意して取り掛かる必要があります。
メーカーの動画説明では、スムーズに入っていく様子が伺えますが実際は、力まかせにせず慎重に作業をすると、うまく行くでしょう。
どれだけの長さが必要かわからない場合は5mにするのが無難です。
今回の作業では、油汚れがそれほど取れず期待通りとは言えませんでした。
しかし、回収した油汚れについて調べた結果、この後で運よく成功に繋がります。
→次回に続く



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