軽めの登山やアウトドアに適した、軽量なハイキング用シューズです。GORE-TEX仕様のため防水機能を完備しており、汎用性も高い高機能シューズです。
Salomonの公式サイトに示されるように、入門者向け、あるいは難易度低めの登山など向けです。本格的なトレッキング用と言うよりハイキング用と言えるモデルになります。
機能
ENERGY BLADE
軽量のTPUプレートがミッドソールとアウトソールの間に挟まれています。シューズのサイド部とアウトソールの隙間に見える白い部分がそれにあたります。プラスチックのような硬さですが指で押さえると凹むような弾力性も持ち合わせています。
TPUとは「熱可塑性ポリウレタンエラストマー」の略称で、ゴムのようにしなやかな弾力性と硬質プラスチックのような強さを合わせ持った素材です。
Reverse Camber
ランニングシューズではロッカー構造とも呼ばれている、ソールに反りがある特徴を示します。ソール面が曲線を描く形状になっており、前方への重心移動だけで自然と足が前に出る設計です。
Contagrip
Salomonオリジナルのアウトソールです。
商標としては1996年に登録されており、長年の実績があることが伺えます。
アウトソール
アウトソールの横幅は10.5cm(25.5cm)と、スリムです。
Salomonのトレッキングシューズはサイドに補強がされているモデルが多いですが、本商品は厚めのミッドソールのみの設置によりシューズ内での左右のブレを抑えるオーソドックスなつくりになっています。
ヒール部分も後方に反る形状となっていて、グリップより通常の歩行を重視した形状です。
アッパー
アッパーは柔軟性のある薄めの生地で、縫い代が目立たないシンプルなルックスです。
レザー面を配していないため、通気性はよく、アウトソールにしなりを持たせているため屈曲性は良く、登山靴に慣れていない方でも違和感なく使用できると思います。
圧着による接合部分が多く、縫い合わせによる接合箇所が少ないようです。しなやかな分、使用していくうちにヨレが出てきそうです。
シューズ先端の補強も最低限で、硬質なパーツは配置されていません。
まとめ
OUT pulse mid GTX は防水機能(ゴアテックス)を備えたハイキング用のシューズです。
重量は 340g(25.5cm片側)と軽量で、日常使いもできる汎用性の高いアウトドアシューズでもあります。
目的用途を考慮し、最低限の機能部品の使用にとどめることで軽く、歩きやすさを重視した設計となっています。
上位グレードに見られる補強パーツ類は採用されていませんので、より本格的な耐久性を重視するなら上位モデルを選択すると良いでしょう。
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