モナルシーダNEOエリートは、ミズノが展開するサッカースパイクシリーズの中でも「天然皮革のフィット感」と「軽量性」を両立させた上級モデルです。
前足部には柔らかくしなやかなカンガルーレザーを採用し、足にしっかりと馴染むことで優れたボールタッチとホールド感を実現。さらに、中足部から後足部にかけては人工皮革を組み合わせることで、軽量化と安定性を確保しています。
天然皮革の柔らかさと人工皮革の強度・耐久性をバランス良く融合させた、完成度の高い一足です。


モレリアとの違い
上位モデルの「モレリア」は日本製ですが、モナルシーダシリーズは海外生産となっています。
以前は「モナルシーダJAPAN」がトップモデルでしたが、現在はベトナム生産の「モナルシーダNEOエリート」が最上位モデルです。
全面にカンガルーレザーを使用するモレリアに対し、モナルシーダNEOエリートはシューズ先端のみがカンガルーレザー仕様。そのため価格はモレリアのほぼ半額と、非常にコストパフォーマンスに優れています。
モナルシーダNEO2エリートとNEO3エリートの違い
結論から言えば、大きな違いはありません。NEO2を使用している方であれば、NEO3も安心して履くことができます。
それでは各ポイントを見ていきましょう。
外観の違い
外観はほとんど変化がありません。
強いて言えば、NEO3ではシューホール(靴紐を通す穴)の位置が変更され、先端から2番目のシューホールが外側に配置されています。使用感に大きな影響があるかどうかは微妙なところです。

アッパーの違い
カンガルーレザーの縫い目やアッパーのつなぎ目には大きな変化は見られません。
内部構造の違い
一部で「足型が変更された」という話もありますが、実際に履いても大きな違いは感じられません。

インソールの違い
インソールについても、従来モデルからの変更点はありません。

重量の違い
ソールの変更があってか、少し軽くなったようです。
- モナルシーダNEO2エリート:190g 192g
- モナルシーダNEO3エリート:189g 186g
アウトソールの違い(最大の変更点)
最も大きな変更点はアウトソールです。
二層構造である点は共通していますが、中足部からヒールにかけて形状の見直しが行われています。ただし、スタッド(ポイント)の配置は変わっていません。
とはいえ、この変更が必ずしも「NEO3の方が高機能」とは断言しにくい部分です。NEO2の方が分厚いので強度は高そうです。


まとめ:どちらを選ぶべきか?
モナルシーダNEO3エリートは、シリーズの中でも完成度の高いハイエンドモデルです。アウトソールに若干の変更はあるものの、従来ユーザーも違和感なく使用できるよう、大きな改良は施されていません。
そのため、価格重視であれば「NEO2エリート」を選ぶのも賢い選択肢と言えます。


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