MAGIC SPEED 3 はカーボンプレートを使用した軽量ランニングシューズです。
スピードトレーニング用にライバルフライを購入したのですが、もう少し自分に合ったシューズはなかろうかということで、MAGIC SPEED 3を購入しました。

マジックスピード3 選んだ理由
現在、フルマラソンで使用するのはヴェイパーフライなどのカーボンプレート入りの軽量シューズです。
普段の練習用には、買ったばかりのライバルフライのようなカーボン不使用のシューズを使いますが、レースペースで走れて本番に近い感覚で走れる練習用シューズが欲しいところです。
過去には、ズームフライ3を使用していた際は良い感触で走れましたが、重量が260g(26.5cm片側)あり、レースペースで走るには難しい状況でした。
軽さ・価格・カーボンプレート入り 3要素のバランスの良いシューズを探しており、結果的に旧モデルとなったMAGIC SPEED3に落ち着きました。
最新モデルとの違い
既に後続モデルのMAGIC SPEED 4 がリリースされているのですが、旧モデルであるMAGIC SPEED 3 の方が安いため、こちらを購入しました。
最新モデルのMS4はアップデートされた結果、少し重くなっていますが、クッション性能をアップさせると共に、フィット感の高いアッパーで構成されるなど改良が加えられています。
一方でMS3はカーボンプレートがより地面に近い位置に設置され、軽量なアッパーを使用していることから、よりレーシーな味付けと言えます。MS4へのアップデートは、汎用性を上げ使用できるユーザー層の拡大が目的といったところでしょうか。
以下の表はASICS公式サイトからの情報です。


重量
右:207g
左:206g
※サイズは26.5cm
一部のハイエンドモデルには及びませんが、カーボンプレート入りとしては軽量な部類と言えます。
アウトソール
前足部はミッドソールに穴のあいたアウトソールを貼り付けたデザインとなっており、メタスピード・ハイパースピード・エボライドなどのシリーズと同じデザインです。
中足部はカーボンプレートの一部が見えるようなビジュアルで、大きな肉抜きが施されています。
柔らかい素材でグリップ力はありますが、けっこう消耗します。

アッパー
モーションラップアッパーを採用しておりメタスピードなどと同じ生地です。シューズ内部が透けて見えるほど薄く非常に軽量です。通気性も優れているので気温が低い時に使用すると指先が冷え過ぎることが考えられます。

ヒール
アシックス全般に言えますが、最近のモデルは立体的な形状となっておりヒールの納まりが良いです。しばらくアシックスを購入する機会がなかったため未確認でしたが、弧を描く立体形状で面で接するため靴擦れを起こす可能性は極めて感触です。
ただ、軽量である故にサポート力は弱いため、やはり足裏含め筋力があるランナー向けで、体重のある方には不向きでしょう。

30kmの実走
実際に走ってみると、厚底+カーボンプレートの特徴ですが、カーボンプレートの撓りにより沈み込みは体感できますが、地面との接地感は少し硬く感じました。また、中足部より前部で着地しようとすると、バンバンと足音が鳴り響いてしまい、衝撃が大きく走りにくいです。
ただ、カーボンプレートが内蔵されているだけあって、ストライドは伸びやすくスピードに乗る感覚は得られました。
速度がキロ4分台なら無理せず、やんわりとヒールから着地する走りで良いでしょう。
まとめ
MAGIC SPPED3はカーボンプレートを内蔵していますが、かなり軽量でもあるため走力が求められます。
より快適性を求めるなら、MAGIC SPPED4をお勧めします。
軽量ではあるものの、フィット感も良く中級者以上のランナーなら買って後悔することはないシューズです。
アッパーは少しタイトですので、従来使用するサイズより1サイズ大きめの方が良いかもしれません。

コメント