明治から発売されているVAAM、アスリート・スマートフィットの2種類がリリースされています。主成分として含まれるアミノ酸の量や価格などを比較しました。


V.A.A.M
V.A.A.Mとは、Vespa Amino Acid Mixture(スズメバチアミノ酸混合物)の略称です。
明治から発売されたスポーツドリンク、ヴァーム(VAAM)はこの名称に因んで名づけられました。
どうやら1995年から発売されているようですが、私自身もその時期から飲用しております。当時は250mlの缶ジュースの容器に入った製品のみで300円くらいだったと記憶しております。缶入り製品(200ml)は現在もラインナップにあり、運動時に持ち歩くには大き過ぎますが、水分補給も同時にできますのでレース前などには、うってつけです。
そのまま飲む タイプ
VAAMの顆粒タイプは2種類あります。
・そのまま飲む
・水に溶かして飲む
どちらも含まれるアミノ酸は同じですが、内容量・エネルギーに違いがあります。
そのまま飲むタイプの方が量が少ない点では、アミノ酸が濃いと言えます。
ドリンクに溶かす方は、エネルギー分が少し高めですが、エネルギー補給と言える分量ではありません。
ATHLETE/そのまま | ATHLETE/水に溶かす | SMARTFIT/そのまま | SMARTFIT/水に溶かす | |
内容量(g) | 4.7 | 10.5 | 3.3 | 5.7 |
アミノ酸(mg) | 3000 | 3000 | 1500 | 1500 |
エネルギー(kcal) | 17 | 40 | 9 | 20 |
今回は、そのまま飲むタイプをご紹介します。


パッケージ ATHLETE・SMART FIT
見ればすぐわかるキャッチコピーが表示がされており、手に取りやすいサイズ感の箱に梱包されています。
ATHLETE 「運動で、ストイックに絞りたい方へ」
パッケージはブラック&ゴールドで目を引くカラーリングで、ミツバチを連想する配色でもあります。他社品と比較するためかアミノ酸の量(3000mg)も商品に記載されています。
SMART FIT 「体脂肪を減らす」
ATHLETEとは対象的に鮮やかなブルーの配色で、いかにもスポーツドリンクをイメージするカラーリングです。対象ユーザーを広げる目的もあってか、レモン味にすることで飲みやすくしています。


どっちが良い?
ATHLETEの方は、SMARTFITと比較して2倍のアミノ酸が含まれていますので、ATHLETEの方がお買い得です。価格差も2倍はありません。
また、運動の強度が低く、日常使いならSMARTFITでも良いでしょう。
味としてはSMARTFITの方が飲みやすく、ATHLETEのパイナップル味は発売当初から変わらず飲み易いとは言い難い味付けです。運動中に摂取するなら尚更、不味いより美味しいに越したことはないですがアミノ酸補給のサプリメント類はどれも美味しいものがないので仕方ないと捉えましょう。
飲むタイミング
アミノ酸を、どのタイミングで摂取するのかは重要です。
まず、アミノ酸ドリンクはエネルギーがほとんど含まれておらず、脂肪燃焼を促進させることが目的であることを理解しておく必要があります。
エネルギー系ドリンクは空腹になる前であれば口にすれば良いですが、アミノ酸はそれより早めに取り込むことが必要です。なぜなら、体内の脂肪が燃やすには低負荷の運動を30分以上続けないと開始しないと言われているからです。
したがって、摂取時期としては運動前の摂取がもっとも重要で、ゴール近くになってからでは効果が小さいと言えます。
運動前
私は運動開始の30分~1時間前に摂取することにしています。
スタート前の摂取するため、顆粒だけでなく200g程度のドリンクタイプでも構いません。

運動中
フルマラソンの場合は、顆粒タイプ2袋を携帯して走りますが、運動前の摂取ほど重要ではありません。ガス欠を起こさないようエネルギー補給も必要となります。味にバリエーションのあるエナジージェルの方が飲みやすく選択肢も広がります。甘いものが多いですが、梅・コーヒー味など柑橘系以外もお勧めです。
ハーフマラソンの場合は、通過地点での補給のみで走りきれるため何も持たずに走ります(ただし、出走前にアミノ酸を摂取することが前提です)


運動後
フルマラソン・ハーフマラソン問わず、回復を早めるためにゴール直後に1袋を飲みます。胃が弱っている場合すぐに食事をするより体への負担も小さく、疲れを早く取り除くことが目的です。
コメント