【ADIZERO EVO SL WOVEN徹底レビュー】WOVENアッパー採用の進化点を解説

シューズ

ADIZERO EVO SL WOVENとは?

2024年末に登場した初代「ADIZERO EVO SL」は、軽量クッションと扱いやすさを両立した“デイリートレーニングに最適化されたアディゼロ”として多くのランナーに衝撃を与えました。当時は厚底レーシングモデル全盛期で、各ブランドがカーボン搭載シューズに注力していた時期。そのなかでカーボンプレートを搭載しないエリートランナー向けシューズPRO EVO1の汎用モデルとしてリリースされたEVO SL は「もっと気軽にスピードを楽しめるトレーナー」として静かに存在感を示し、ビギナーの練習用から上級者のジョグ用まで幅広く支持されました。

発売から1年が経過し、今回マイナーチェンジとして登場したのが ADIZERO EVO SL WOVEN です。最大の変更点はアッパー素材で、履き心地がより洗練されています。

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ADIZERO EVO SL リリース時の背景

ナイキのヴェイパーフライの独断場に突如現れたのが、アディダスのトップレーシングモデル「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」。2023年に登場し、税込82,500円という超高価格帯ながら、片足約138gという驚異的な軽さと、LIGHTSTRIKE PROフォーム+前足部ロッカー構造による強力な推進力から、“究極の勝負シューズ”として注目を集めました。
PRO EVO1は非常に高額であるにもかかわらず、アディダスが耐久性はフルマラソン1回分と明言するコスト度外視のシューズであるため、一般の市民ランナーが手にすることは稀でした。

そして、この EVO 1 の思想をより多くのランナーへ広げたいという流れから誕生したのが、一般ランナー向けモデルである ADIZERO EVO SL です。EVO 1 の洗練されたシルエットを受け継ぎつつ、性能は日常のトレーニングで使いやすいよう調整。反発性・軽さ・扱いやすさが高バランスでまとまったモデルとして、多くのランナーに受け入れられました。
初回に発売されたEVO SLの「ホワイト×ブラック」配色は人気を集め、箱根駅伝優勝校の選手とスタッフ全員がこのカラーを着用して話題に。テレビ露出の影響もあり、2025年の年明けまで各ショップで即完売が続くほどの人気モデルとなりました。


EVO SL WOVENのアップデートポイント

アッパーがエンジニアードメッシュ → 新開発WOVENへ

今回の大きな変更は アッパー素材の刷新 です。

  • 旧モデル:エンジニアードメッシュ
  • 新モデル:新開発 WOVEN(ウーブン)素材

WOVENアッパーは、フィット感・足当たりの柔らかさ・安定性を向上させつつ、軽さを損なわない構造になっています。


WOVENを採用したことで、張りのあるアッパー(黄色部分)は、適度な伸縮性を兼ね備えています。また、Adizeroシリーズのレーシングモデル(PRO4、SEN11)で採用されている LIGHTLOCK アッパーとは肌触りは似ていますが同じではありません。より“トレーナー寄りの快適性”を確保した素材と言えます。

また、インソールに連結したシュータンは足の甲の部分を包み込む構造となっており、前作よりフィット感が向上していました。

デザインの違い

マットな質感で高級感がアップ

従来のEVO SLはシンプルでオーソドックスな見た目でしたが、WOVENモデルはマットな質感が加わり、上位モデルに近い高級感が出ています。

EVOシリーズは構成パーツが少なくシンプルな構造ですが、今回のマイナーチェンジにより“上質さ”がより際立った印象です。

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履き心地・使用感

快適なフィット感は健在

Adizeroシリーズの中でもEVO SLはもともとフィット感の良さが特徴で、ヒールカップのホールド性も高く、安心して走ることができます。わずかですがヒール部分のクッションは薄くなり、細かな部分も逃すことなく見直しがなされています。
WOVENアッパーは薄手ながら面でフィットするため、紐をしっかり締めると足に吸い付くような一体感が得られます。
設計自体は前作と大きく変わらないため、履き心地の差は“微差だけど確かに進化している”というレベルです。

サイズ感・気になる点

EVO SL WOVENはつま先の空間が立体的に確保され、前作より余裕を感じます。

前作:通常サイズ
EVO SL WOVEN:0.5cmサイズダウン推奨の可能性あり

という印象です。マイナーチェンジではありますが、シューズ先端に隙間ができないよう、サイズ確認は行った方が良いと感じました。

前作との比較

モデルアッパー素材特徴フィット感
EVO SL(前作)エンジニアードメッシュ繊維が粗く通気性は良い。強度が高く、伸びにくい。やや硬めだが、固定力が高い。傷にも強く耐久性は高い
EVO SL WOVEN(新作)新開発 WOVEN繊維が細く生地は薄いが、面でしっかりホールド。伸縮性あり。高級感ある質感に進化。シュータンの改善もあり、吸い付くようなフィット感。ジャストサイズがお勧め

まとめ

ADIZERO EVO SL WOVENは、外観こそ大きく変わらないものの、アッパー素材の刷新によって履き心地が確実に進化した、“完成度の高いマイナーチェンジモデル”です。
エリート用シューズであるPRO EVO1は、2025年にはPRO EVO2へとアップデートされましたが、こちらも外観上の大きな違いは見られませんでした。このアップデートの方向性を踏まえれば、汎用モデルのEVO SLに大幅なデザイン変更が加えられなかったのは、非常に自然な流れだと言えます。
EVO SL WOVENは、目立つビジュアルチェンジがなくても、ランナーが求める“実質的な性能向上”をしっかり伴ったアップデートです。派手さよりも完成度や使いやすさを重視するランナーにとって、安心して選べる進化を遂げた一足と言えるでしょう。

・日常のジョグ用
・スピード練習用の軽量トレーナー
・レース用シューズの繋ぎとして

どの用途でも使いやすく、初代EVO SLを気に入っていたランナーには特におすすめできる一足です。


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