ナイキの高クッションモデルとして人気の「ボメロ18」と「ボメロプラス」。どちらも快適な履き心地を追求したプレミアムランニングシューズですが、実際にはミッドソール構造や重量、走行フィーリングに大きな違いがあります。ボメロ18はZOOMXとREACTXを組み合わせた高い耐久性と安定感が特徴で、日常的なランニングに適したモデルです。一方のボメロプラスは、ZOOMXを全面採用することで軽量性と柔らかなクッション性を実現しています。本記事では外観やアッパー、ミッドソール、アウトソール、重量、実際の使用感まで詳しく比較し、それぞれどんなランナーに向いているのかを解説します。
ボメロ18とボメロプラスのスペック比較
| 項目 | ボメロ18 | ボメロプラス |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年 | 2025年 |
| 価格帯 | 比較的リーズナブル | 上位モデル |
| 重量(25.5cm実測) | 右273g / 左272g | 右251g / 左250g |
| ミッドソール上層 | ZOOMX | ZOOMX |
| ミッドソール下層 | REACTX | ZOOMX |
| ミッドソール構造 | 2層ハイブリッド構造 | ZOOMX一体構造 |
| アウトソールタイプ | セパレートタイプ | フラットタイプ |
| クッション性 | 高い | 非常に高い |
| 安定性 | 高い | やや柔らかめ |
| 耐久性 | 高い | やや低め |
| 反発性 | バランス型 | ソフトで弾む感覚 |
| おすすめ用途 | 日常のランニング、走り込み | ジョグ、リカバリーラン、快適重視 |
| 特徴 | 耐久性と走行性能を両立 | 軽量で柔らかな履き心地 |
外観を比較
ボメロ18とボメロプラスはグレード分けされたモデルですが、どちらも一般的なランニングシューズの中では高価格帯に属するため、見た目だけで価格差を判断するのは難しい仕上がりです。
特にボメロ18は、アッパーに複数の素材やパターンを採用しており、エントリーモデルのような安っぽさは感じられません。一方でボメロプラスは、全体的に統一感のあるデザインで高級感を演出しています。

アッパーの違い
ボメロ18は前足部や側面に通気性を確保するメッシュエリアを配置しながら、伸縮性とデザイン性を兼ね備えたラバー素材を採用。機能性とサポート性を高めています。
クッションの効いた足首まわりは、機能的に大きな違いはないようです。


一方のボメロプラスは、ミッドソールのウェーブ形状に合わせた流れるようなデザインが特徴です。スポーティさよりもラグジュアリーな印象が強く、前足部のスウッシュロゴも控えめな2層構造となっています。
また、ボメロプラスは軽量化を優先した設計で、フィット感よりも重量減を重視した作りとなっています。
ミッドソールの違い
ボメロ18は上層にZOOMX、下層にREACTXを配置したハイブリッド構造を採用しています。
対してボメロプラスは、ミッドソール全体をZOOMXのみで構成したフルZOOMX仕様です。


後方から見るとボメロプラスの方が厚底に見えますが、実際にはヒールの厚みはボメロ18の方が1mm厚くなっています。ボメロプラスはヒール周囲を包み込むような形状にすることで安定性を高めています。
真横から見ると、ボメロプラスのミッドソールは圧倒的なボリューム感があり、ZOOMXロゴをより大きく配置することでハイテク感を強調しています。
アウトソールの違い
ボメロ18は中足部にアウトソールを配置しないセパレート構造を採用しています。

これは下層のREACTXフォームによる高い耐久性を活かしながら、軽量化とクッション性向上を狙った設計。前足部は蹴り出しやすいパターンが採用され、効率的なランニングをサポートします。
一方のボメロプラスはフラットタイプのアウトソールを採用。ミッドソール全体がZOOMXで構成されているため、前後とも同一パターンとなっており、シューズ全体で衝撃を吸収する設計になっています。
重量比較
今回の比較は25.5cmの実測値です。
- ボメロ18:右273g / 左272g
- ボメロプラス:右251g / 左250g
ボメロプラスは20g以上軽量で、履いた瞬間から違いを感じやすいモデルです。
使用感を比較
足首周りのクッション性や履き心地については、どちらも高価格帯モデルらしく非常に快適です。
ただし、走行フィーリングには明確な違いがあります。
ボメロ18は前足部がやや硬めに設計されており、蹴り出し時のパワーロスが少なく、効率よく前へ進める感覚があります。日常的にランニングを続けるランナーや走力向上を目指す人に向いています。
一方のボメロプラスは前足部まで厚みのあるZOOMXが配置されており、非常に柔らかな着地感が特徴です。その反面、クッションによる沈み込みが大きく、推進力のロスが発生しやすいため、スピードを求めるランニングには不向き。
楽に長く走りたい人やジョギングを楽しみたい人にはボメロプラスが適しています。
まとめ
ボメロ18とボメロプラスは同じボメロシリーズでありながら、設計思想が大きく異なります。
ランニング性能や耐久性を重視するなら、ZOOMXとREACTXのハイブリッド構造を採用したボメロ18がおすすめ。特に日常的に走るランナーやトレーニング用途では優れたバランスを発揮します。
一方で、軽量性と柔らかなクッション性を最優先するならボメロプラスが魅力的です。ジョグやリカバリーラン、快適性重視のランナーには満足度の高い一足となるでしょう。
継続的なランニングを楽しむならボメロ18、クッションに包まれるような履き心地を求めるならボメロプラスという選び方がおすすめです。
なお、ボメロプラスの方が高額ですが、耐久性はZOOMXよりREACTXの方が優れていることからボメロ18の方が長く使用できます。そのため、こだわりがなければボメロ18がお勧めです。

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