Adidas「Adizero Boston 13」とPUMA「Deviate Nitro 3」は、どちらもレース特化のエリートモデルではなく、高反発と快適性を両立したセカンドグレードとして位置づけられるランニングシューズです。共通点として、カーボンプレートではなく**樹脂製の反発素材(EnergyRods/PWRPLATE)**を採用しており、強すぎない反発と自然な推進力を生み出します。そのためスピード練習だけでなく、日々のトレーニングでも扱いやすい点が大きな魅力です。
また、両モデルとも軽さを最優先するのではなく、安定性・耐久性・接地感のバランスを重視した設計となっています。長い距離や高頻度の使用を想定し、フォームを崩しにくく、脚への負担を抑えながら走れるのが特徴です。本記事では、そんな似たコンセプトを持つBoston 13とDeviate Nitro 3の違いを、スペックと特徴の両面から比較していきます。
スペック比較表
| 項目 | Adidas Boston 13 | PUMA Deviate Nitro 3 |
|---|---|---|
| 重量(26.5cm) | 251g | 258g |
| ミッドソール | 上層:LIGHTSTRIKE PRO(硬さ40) 下層:LIGHTSTRIKE(硬さ65) | 上層:NITRO FOAM(硬さ45) 下層:NITRO FORM(硬さ62) |
| 樹脂製反発素材 | ENERGYRODS(樹脂製ロッド) | PWRPLATE(樹脂製プレート) |
| 特徴 | 安定性が高く接地感が明確。テンポ走や距離走向き | 反発力とクッション性のバランスが良く万能型 |
※<硬さ>は独自調査結果


両モデルの違いと特徴
Boston 13の特徴
Adizero Boston 13は、安定感と耐久性を重視したトレーニング寄りレーシングモデルです。
ENERGYRODS(樹脂ロッド)を採用することで、推進力はありつつも過度な反発を抑え、ペースを一定に保ちやすい走行感が特徴です。
ミッドソールはLIGHTSTRIKEとLIGHTSTRIKE PROの組み合わせで、前作よりもクッション性が向上し、長距離でも脚が残りやすい設計となっています。
アウトソールのContinentalラバーは耐久性とグリップ力が高く、雨天や長期間使用でも性能が落ちにくい点も大きな強みです。
Deviate Nitro 3の特徴
PUMA Deviate Nitro 3は、反発力とスピード性能を重視したオールラウンドモデルです。
NITRO FOAMは軽量かつ弾力性が高く、着地から蹴り出しまでがスムーズで、自然にスピードに乗れる走りを実現します。
PWRPLATE(樹脂プレート)は適度な剛性で、カーボンほど硬すぎず、扱いやすい反発感が特徴です。
PUMAGRIPアウトソールはグリップ力が非常に高く、路面状況を問わず安定した走行が可能。
トレーニングからレースまで幅広く対応できる万能性が魅力です。
どのようなユーザーに合っているか
Boston 13がおすすめなランナー
- フルマラソンやロング走を重視する人
- ペース走・ビルドアップ走が多い人
- 安定感と耐久性を最優先したい人
- 初めてプレート入りシューズを使う中級者
👉 「速さよりも安定した走りを積み重ねたいランナー向け」
Deviate Nitro 3がおすすめなランナー
- テンポ走やスピード練習が多い人
- レースでも使える反発力を求める人
- 軽快な履き心地を重視する人
- カーボンは硬すぎると感じるランナー
👉 「反発力を活かして楽にスピードを出したいランナー向け」

まとめ
Boston 13は安定性と持続力、Deviate Nitro 3は反発力とスピード感が強みです。
使用できるランナーのレベルに大きな差はありませんが、反発の強さと操作性の面ではDeviate Nitro 3の方がやや上級者向けと言えます。一方、Boston 13はヒール周りにしっかりとした硬さがあり、接地時の安定感が高いのが特徴です。Deviate Nitro 3は中足部から前足部での着地がより活きる設計であるのに対し、Boston 13はヒール着地にも対応しやすく、フォームを選びにくい点が魅力です。そのため、ランニングフォームやレベルを問わず受け入れられるランナー層はBoston 13の方がやや広いです。

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