徹底比較 ベビーシューズの定番 アシックスvsニューバランス

シューズ

今回は、幼児の歩き始めの時期に使用するベビーシューズについて紹介します。
歩き始めのベビーシューズとして選ばれるサイズとして11~13cmが一般的です。乳幼児の成長に伴いサイズアウトになることを考えると13㎝を選ぶと長く使用することができます。
ベビーシューズとしての定番、アシックスのSUKUSUKU(スクスク)、ニューバランスの373シリーズを比較してみました。

まず最初に

SUKUSUKU/アシックス
ジュニアシューズを手広いラインアップで展開するアシックスですが、ベビーシューズとして展開されるのがSUKUSUKUです。百貨店や専門店でも販売されており、値引き額が小さく安くならないシューズです。プレゼント用としても選んだ場合も、喜んで貰えるアイテムです。

373シリーズ/ニューバランス
大人用、及びキッズシューズとしても展開される373シリーズです。
373シリーズはサイズを問わず、足幅がゆったり設計のラインナップです。

外観

SUKUSUKU/アシックス
裁縫部分・構成される生地数が多く、安価なシューズと比較すると違いは一目瞭然です。
シュータン部分は刺繍のアシックスロゴが奢られ、シューズサイドにはアシックスのストライプロゴが入ります。

373/ニューバランス
通常の大人用のシューズをそのまま小さくしたようなルックスで、両サイドに配置されるツートンカラーのNのマークはとても可愛らしいデザインです。アクセントとなるタンのロゴマークはアウトソールと同じカラーリングでオシャレです。

形状

一目でわかるのは、スクスクは先端が四角に近い形状、373は丸い形状となっています。
アッパーはいずれもメッシュ地のため通気性は良さそうです。

ヒール部分
スクスクはクッション性があり厚手の生地を採用しています。また、足首まわりを一回りで包み込むデザインで脱げにくい構造になっています。
373は対照的に、ヒール部分の生地が薄く、丸みを帯びた開口部となっています。
どちらもヒール部分は強度を持たせており、しっかりベルトを締めればシューズに足を固定することができます。
スクスクはインソールを取り外すと、補強が入っていることがわかりました。前足部は柔らかく、中足部より後方は、しっかり強度を持たせています。

シュータン部分
両者ともに面ファスナーで固定する方式です。
スクスクはシュータンが足首部分から連結しており、履いている際にズレることはない構造です。
373はシュータンが独立していますが、中央部に配された面ファスナーによりズレを防止します。いずれも面ファスナーの面積が大きく、固定力は十分で安心感があります。

インソール

外観の違いからわかるように、大きな違いがあります。

スクスク(黒)
先端に行くほど幅が広がり、シューズ内で指が動かせるような設計となっています。土踏まずのアーチ部分があるだけでなく、シューズ内で内側への倒れ込みを防止するサポートもしっかりしています。
先端の広がりは成長を妨げない形状で、窮屈でストレスになるようなことはなく使用できるのは間違いないでしょう。

373(グレー)
スクスクと比較すると、やや見劣りします。土踏まずの部分の裏は削ってあり、ひと手間かけていることは見て取れますが、サイドのサポートはほぼなく、包み込む形状ではありません。

アウトソール

スクスク
完全なフラットソールで、接地面を最大限に稼いでいます。
斜めに溝が切ってあるV字型のパターンです、縦横に対して滑りを防止するシンプルな設計です。



373
ジュニア用の373と同じパターンですが、よく見ると中央部分の縦ラインが少し窪んでおり、安定性を持たせるための工夫がわかります。スクスクと比べ平面ではなく前後に反りがあります、歩くことを重視した結果かもしれません。

ミッドソール

スクスク
ミッドソールは2層です。実物を触るとよくわかりますが、先端部はどの部分からも屈曲性があり中央部より後方は硬く仕上がっている理想的な構造です。



373
ミッドソールは1層です、厚みを調整することで先端部が曲がるようなっています。中央部から折れ曲がる感じです。

まとめ

両者の違いを簡単に言うなら、

機能性を重視 → SUKUSUKU/アシックス
デザイン優先 → 373シリーズ/ニューバランス

どちらも、ベビーシューズとしては高額なシューズだけあって、小さいながらも手が込んだ作りで高級感があります。優劣はつけ難く、実物を手に取ってみれば質の良さは感じられると思います。好みのメーカーを選択すれば良いでしょう。
敢えて比較するなら、スクスクの方がより工夫がされた構造であると言えます。

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